Rでの一般化線形混合モデル(GLMM)解析、どのモデルを使うか
ところで、GLMMについての説明をとてもおおざっぱにすると、芯になる分布を決めておき、さらに個体差とか場所による差をモデルに組み込んで実際のデータにあてはめるという解析です。芯となる分布の形は次のようなものがあります。
0,1データ:ベルヌーイ分布(二項分布の特殊なケース)
0,1,2,3,…N(上限がある)というデータ:二項分布
0,1,2,3,…(上限がない)というデータ:ポアソン分布
0以上の連続値のデータ:ガンマ分布
連続値のデータ:正規分布
どのような分布にあてはめるのが最もよいか、個体差や場所差を組み込んだほうがよいのか、などを吟味することになります。その際にはAIC(赤池の情報化基準)を用います。